高耐圧のダイオードの製造中止品目が多くなって、1500V耐圧のダイオードが流通在庫のみの品種が多くなっているということは以前、書きました。
SV811-3シングルアンプのために買ったのは、1500V/2.5A定格のサンケン RH4F。地元静岡には、マルツ電波がパーツを扱っていて、それはもう、有難く利用させてもらっているのですが、店頭在庫にないものでも、マルツのネットに掲載されているものとか、店頭のカタログに載っているものなら、取り寄せてもらえて、¥5250以上になると、送料も振り込み手数料もかかりません。
@¥94なので、56個注文し、真空管アンプ自作を趣味とする友人たちと仲良く山分けしました。この1500V耐圧のダイオードの本来の用途はダンパー用。テレビがブラウン管から液晶パネルに変わって、高耐圧のダンパー・ダイオードなどは使われなくなったから、製造中止品目が増えているのですね。
ダイオードに限らず、ディスクリート用の半導体はどんどん減っています。おそらく、オーディオメーカーさんも、ディスクリートでソリッドステートのアナログアンプを新規に開発するのもやりにくくなる時代が、もう間近に迫っています。安い普及品のアンプは全てスイッチングアンプ(いわゆるデジアンというやつですね)になり、中級品は管球アンプが多くなって、ソリッドステートのアナログアンプは、100万円以上の高級品のみ、なんていう時代が来るかもしれませんね。