2012年10月

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2A3CSPPアンプ用のトランス類です。左から、染谷電子 ASTR-12、 ソフトン RC-20、 蟻印特製電源トランス です。
蟻印特製電源トランスは、ARITO@伊吹山麓 さんが巻いてくださったものです。
一次側 0-100V
二次側 0-280V 300mA AC           84VA
    0-80V  70mA AC              5.6VA
    0-6.3V  3A  AC            18.9VA
    0-6.3V  4A  AC            25.2VA
    0-2.5V  3A  AC            7.5VA
    0-2.5V  3A  AC            7.5VA
                        合計148.7VA
あとは、チョークコイルさえあればトランス類は全て揃うことになります。
机上で書いた回路でバラックセットを組んでみます。
 

画像なしで済みません。知人からテストで手渡された桂光4300BLXは2本。片chの300Bプッシュプルアンプに挿してバイアス調整し、もう片chのWE300B復刻版を挿したものと比較試聴してみました。
 
スッキリと透明感のある伸びた高域や解像度のある低域はWE300B。桂光4300BLXは高域は軟らかめで、WE300Bより中低域が膨らみます。やや全体的に解像度も落ちます。もちろん、これは、比較したときに感じた差であって桂光4300BLXだけで聴いていて不満はありません。ロシア ソブテック300Bを挿したときの硬めであまり伸びきらない高域の音よりも好ましく思いました。
 
復刻版でさえWE300Bはペアで15万円くらいします。対して桂光4300BLXは1/10くらいの値段で手に入ります。桂光4300BLXは、価格を考えれば常用するのには良いのではないかと感じました。
 
現行の中国とロシアの同一品種の真空管を比較すると、相対的に、ビーム管、五極管はロシア製が良く、直熱三極菅は中国製の方が良い音のものが多い気がします。
 

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